Grape 2.0.x (数量算出補助)     ≪土木≫一般




概要

 この Grape は、土木及びその周辺工事において、数量を算出する補助ツールです。機能は、ワークシートの任意の位置に‘数式’と‘結果’を表示するだけの単純なものです。したがって、様式・書式の設定はワークシートの機能を使用してください。なお、フォームを表示したまま通常のワークシート作業が出来ますので、フォームは隅の邪魔にならないところに常時表示してご利用になれます。

【主な特徴】
(0)書式フリー: 書式を選ばない。数式及び計算結果は、ワークシートの選択されたセルに表示するので、書式の制約はありません。
(1)全関数使用可: エクセルに組み込まれている全ての関数を利用できる。
(2)関数登録: 関数辞書に登録することにより、エクセルが指定する関数表記を私達が普段見慣れた数式用の関数に自動変換する。
(3)複数行表示: 数式が長くて一つのセルに収まらない場合は、複数行(下のセル)に表示する。
(4)修正容易: 修正・再計算が容易に出来る。

【制限事項】
・上付き文字、下付き文字に未対応。


計算

・下の操作フォームのテキストボックスに所定の数式を記述して'Set'ボタンをクリックします。
※その時選択状態にあるセルには数式が、操作フォームで指定した位置には回答を表示します。


修正(再計算)

(1)ワークシート上の修正する数式を選択します。
数式が複数行にわたる場合は、マウスをドラックして数式全体を選択します(下のサンプルでは、試しに上位3行を読み込んでみました)。
(2)'Get'ボタンをクリックします。
選択されたワークシート上の数式がフォームのテキストボックスに表示されます。
(3)フォームのテキストボックス内で数式を修正し、'Set'ボタンをクリックします。


フォームの機能紹介

①② 数式入力及び表示ボックス。
 入力の際は、どちらのボックスにエクセル関数形式、または数式形式を入力しても、リアルタイムに変換が実行され、上のサンプルのように所定の形式に表示されます。
③ テキストボックス①と②を消去します。
④ ワークシートの選択部分の数式をテキストボックス②に読み込みます。
⑤ テキストボックス②の数式をワークシートの選択セルに表示し、⑦⑧によって指定されたセルに計算結果を表示します。
⑥ 切り取り、コピー、貼り付け。
 テキストボックス①と②内のみ有効。クリップボードを使っていないので、ワークシートとのやり取りは出来ません。
⑦ 計算結果の表示行位置。
 数式が長く複数の行にまたがる場合、計算結果を数式の第1行の位置に表示するか、最終行の位置に表示するか選択します。初期設定は後者。
⑧ 解答の表示列位置。
 計算結果を数式セル(選択セル)の何列右側に表示するかを設定します。(負の場合は左、0は数式列自身を指定するので使用しないで下さい)
⑨ ワードラップ。
 数式が長く複数の行にまたがる場合、1行に何文字表示するかを設定します。設定された直前の四則演算記号から次の行に分割表示されます。
⑩ 入力支援ボタン。
 使用頻度が高いと思われるものを用意しておきました。

”Grape204.lzh”       利用のヒント
開発環境 : Excel 2000 、動作確認済 : Excel 2007
含まれるファイルの以下の2つ。
Grape204KG.xls : 自分の好きなディレクトリに配置する。
KS_GrapeKey.txt : C:\Windows ディレクトリに置く。
(Win2000の場合は、新たにC:\Windowsディレクトリを作って入れれば動きます・・・・・が、そこまでするほどのものでも・・・ (^^;)   )。