Grape 利用のヒント

Tip 1   マクロ(Grape)ファイルと作業用ファイルとの分離

マクロ(Grape)はアクティブなシートに実行する。

 同時に複数のExcelファイルが起動していても、Grapeマクロはアクティブシート(一番上のワークシート)に対して実行します。そのアクティブワークシートがどのファイルに含まれるものかは問題にしません。
 このことを利用して、マクロ(Grape)ファイルと作業用ファイルとを完全に分離することが出来ます。また、そうすることを強くお勧めします。

推奨する具体的な作業方法

■ [Grapeファイル]+[新規ファイル]
■ [Grapeファイル]+[作業中のファイル]
 上記のように複数ファイルを起動することによって、[新規ファイル]または[作業中のファイル]のワークシートに対して実行できます。

分離することの利点

■ 意図しないマクロ添付ファイルの納品を防ぐ。
納品先で、ファイルを開く度に計算フォームが表示される煩わしさを防ぐ。
マクロによるファイルサイズの肥大化を防ぐ。
■ マクロのバグ、バージョンアップ時に対応容易。

Tip 2   KS_GrapeKey.txt の役目

 Tip 1 において、マクロファイル(Grape)と作業ファイルを分離するよう強く勧めています(実際、このマクロ付き納品では過去に痛い目にあってますので・・・)。ところが、利用する全ての方が、こちらが意図した通りの使い方をして貰えるとは限りません。
 そこで、キーファイルを別の場所に置くことによって、望まない計算フォームの起動を防止します。このファイルが所定の場所に無いと起動しません。現在はその使用目的に限っていますので、安心して設置してください。また、不要になれば削除するだけで元通りです。

Tip 3   計算フォームの再表示 ・・・ Excel 超初心者用

(Excel2000では)
 計算フォームを再表示したい場合は、[メニュー]バーの【ツール】-【マクロ】-【マクロ】と実行して表示されるダイアログボックスの【Calculate】を選択して【実行】ボタンを押す。
 また、マクロを頻繁に使うようでしたら、[メニュー]バーの【表示】-【ツールバー】と行き、【Visual Basic】をクリックしてチェックマークを付け、マクロ関係のアイコンを表示させておくと便利です。

2008/06